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生徒会はバビルスの規範
バビルスの象徴たる、生徒会長があの様ではしめしがつかん
現生徒会の活動停止も、視野にいれておけ
「キツいですね・・・」
「「声に出すな」」
「普段の会長の仕事がこちらに回ってきているからな・・・
Aちゃんが手伝ってくれてるとはいえ、この量・・・」
「普段からこの量を一人でって、やっぱり会長は凄いですね!」
「頼もしすぎだね・・・」
「今こそ我々が支えないとな・・・踏ん張るぞ!
我々は生徒会、活動停止なんてありえん!!」
「でも、Aちゃんが会長を上手く再教育して、書類の処理速度とか効率が戻ってきてるわよね?」
「確かに、新しい会長として受け入れたくはあるが・・・一刻も早く犯人を見つけよう」
「ああ、今が本当の意志なら構わんが、違うなら耐え難い苦痛だろう
しかし生徒会業務で、なかなか手が回らない・・・手がかりも少ないしな・・・」
「犯人の心当たりって・・・」
「ありすぎる、よね・・・絞るのが難しいんだよ
まぁ・・・一番怪しいといえば・・・」
「生徒会室の扉が・・・それに、この匂い・・・まさかッ!!」
「やあ、生徒会庶民!遅かったね!僕だよ!!!
さあ、役者は揃ったんだ・・・承認印を押してくれたまえ!!」
『承認する訳ないでしょう?再提出』
ロノウェの書類を燃やし、Aが溜息を吐く。
「ロミー様の手が火傷しちゃいます!」
「肩もみやめちゃいますよ!!」
『軟弱な主は大変だね、頼んでないし、むしろ触れるな』
正面にロノウェ、背後に立つミギとダリ。
心底ウザそうに対応するA。
「相変わらずの姿勢に安心したよ!何故、僕に返事の一つもくれなかったんだい?
・・・いや、いい、恥ずかしくて連絡できなかっただけなんだ、そうだろう?」
うんうんと勝手に解釈して頷くロノウェ。
『花と共に燃やしたから、知らん』
「ノン!!」
Aの言葉にロノウェが泣き崩れる。
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作者名:E | 作成日時:2024年1月28日 17時