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「「「会長!!」」」

準備室のドアが開くと、倒れているアメリが目に入る。

「会長!!大丈夫ですか!?」
「医務室ッ・・・」

アメリが声に反応するように起きる。

「だっ、大丈夫・・・」

「おケガは!?」

「ありませんわ」

「それは良かっ・・・」

「「「わ!?」」」

「あの・・・あと、なにか羽織るものを・・・この服・・・露出が多くて・・・はっ、はずかしいので・・・
 あ、お義姉様・・・このような姿で恥ずかしいですわ」

アメリが自身を抱き締め、恥じらいながら言い、Aを見た途端更に赤くなる。

『・・・え?』

視線と言動にAが固まる。

「え、僕の姉さんですよ!!アメリさーん!!」

入間が衝撃の余り叫ぶ。

「ハッ・・・そうですね、私ったら、動転してたようで・・・ああ、恥ずかしい・・」

『えっと、取り敢えず毛布で全身かくして医務室行こうか』

アメリの豹変にAが困惑しながら、全身が隠れるほど大きな毛布を手渡す。

「ありがとうございます・・・あら、手袋なんてされてましたっけ?」

直接触れる機会を減らす対策として、着け始めた手袋にアメリが反応する、
Aは無言でアメリを引き上げる。

「「「ええええええ!?会長ぉぉおお!?」」」

立ち上がり、よろけてAに抱き着くアメリに全員が衝撃を受ける。

「皆さん、どうされたんですか?
 おね・・・Aさんは騒がしいのがお嫌いでしたよね、ごめんなさい」

『・・・本当に、どうしたんですか?』

二度も言い間違えるだろか?
若干、引きながらAが問う。
アメリが不思議そうに首を傾げる。

「・・・足を捻ったかもしれなくて、運んで下さいませんか?」

コテンと首を傾げるアメリに悶絶する生徒会メンバー
断るなと視線で訴える上級生にAは溜息を吐き、アメリを抱き上げる。

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作者名:E | 作成日時:2024年1月28日 17時

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