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―放課後―
「い〜るまくぅ〜ん、Aちゃ〜ん♡
差し入れもってき〜た〜よ♡」
「イルマは現在修行中の身・・・甘やかしは無用です」
アメリがサリバンの目の前で扉を閉める。
「でも、僕理事長!」
「この件の預かりは私で、Aの許可は得てます」
「せめて、ごはん・・・」
「だめです」
「写真・・・」
「不可です」
サリバンに冷たく即答するアメリ。
『オペラ回収』
「サリバン様、入間様の成長を妨げないでください・・・目を離した隙に、こんなに持ち込んで・・・」
Aが電話をすると素早くオペラがサリバンを回収する。
持ち込んだプレゼントも、迷惑そうに回収していた。
「うわあああん!!いじめっこぉぉおお!!それにAちゃんは僕の孫だよ!」
「A様が一番マトモでしょう?」
「嘘でしょ!?オペラ??」
抵抗するサリバンに、淡々としたオペラの声が答える。
『養わないよ?』
「嘘でしょう?」
Aの呆れた声にオペラがショックを受ける。
『厭だよ』
「サリバン様と私でしたら、どちらを引き取りますか?」
『仲良く箱に入れて川に沈める』
「Aちゃんの鬼!!」
「A様の鬼畜!!」
サリバンとオペラが抱き合いAを見上げる。
『生徒の邪魔だから、帰って?』
「Aちゃんが生徒会の手下に!?」
「強力な洗脳魔術でしょうか?」
サリバンを連れ帰ると思ったオペラが、一緒に廊下に居座る。
Aが舌打ちをする。
『ゴミ捨てて帰ります
入間、非常時はシールを使うか電話しなさい』
「は、はい!」
「ゴミ捨てなんかさせられてるの?オペラもってあげて」
「・・・サリバン様、我々のことのようです」
2人の襟首を掴み、歩くA。
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作者名:E | 作成日時:2024年1月28日 17時