検索窓
今日:42 hit、昨日:42 hit、合計:16,796 hit

ページ1

「Aちゃんお願いだ、会場に様子を見に・・・」

『ねえ、このチケット、レアじゃないの?』

理事長室に呼び出され、不機嫌全開でチケットの束を机に叩きつける。

「わぁー・・脅迫?かつあげ??」

『押しつけられたのッ!』

オペラの言葉にイライラする。

「・・・おじいちゃん、嬉しい。そんなに愛されてるなんて・・・」

サリバンがシクシクと泣き始める。

『アリスがついてるし問題ないでしょ?ツムル先生にも売ったから会場に居るだろうし・・・』

「え?」

『飛びついて買ってくれたよ?』

「マジか・・・」

サリバンが衝撃に固まる。

「お前の気分転換になるとサリバン様はお考えになり、様々な口実を考えてらしたんだぞ?」

『悪魔の密集地帯なんて反吐が出る場所に行く訳ないでしょう?』

オペラの主張にAが溜息を吐く。

「だけどさ、嫌かもしれないけどさ・・・そういう場所だからこそ、Aちゃんの探してる悪魔が、居るかもしれないでしょう?」

サリバンの真面目な口調に、Aが舌打ちし、溜息を吐く。

「安心なさい、そういう訳なので私が警護してやります」

ハチマキ、うちわ、ペンライトを構えたオペラが言う。

『私欲丸出しで言うな』

「どうせなら楽しんだ方が良いでしょう?ホラ、Aも持ちなさい」

「うふふ♡」

『期待しても、持たん!!』

強引なオペラと押し問答していると、サリバンが嬉しそうにカメラを構える。

「入間様には内緒ですよ?」

『嬉しくない』

オペラが特別感を主張する。

・→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (11 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
24人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:E | 作成日時:2024年1月28日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。