欲深いのは悪魔か人間か３ (ページ7)

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「「Aちゃん/さん/様、私/僕にも後で映像下さい！！」」

「渡したら殺す！！」

『殺害予告されたから無理』

授業が進むにつれモフエゴのファンが増え続け、Aのビデオを強請るようになる。
カルエゴから本気の殺意を感じ、Aが苦笑して断る。

「あのアホ新任・・・何が信頼だ！大体・・・」

肩で息をしながら低く唸るカルエゴ。

『休憩されます？』

鳥用の水入れに入った水を差し出すA。
無言でひっくり返すカルエゴ。

「僕にはないの？」

『う～ん、サイズ感わからなかったから次には買っとくね』

バラムに凭れるように和むA。
カルエゴが忌々しそうに舌打ちをする。

「あのっ、先生！
　非常時でもないのに召喚した挙句
　色々とご迷惑を・・・本当にすみません！」

「貴様・・・以前、金剪の長に襲われた時、なぜ私を召喚しなかった？
　弱そうだからか？」

「そんなっ！先生を召喚するなんて恐れ多いですし・・・
　それに・・・もし召喚したら金剪の長か先生のどちらかがケガをするかと思って・・・
　あの時は姉さんが傍に居てくれて、以前より仲良くなれたんです」

カルエゴの問いに入間が真剣に答え、最後には嬉しそうに笑う。

「やっぱり、よくわかんないよ？結局何をして金剪の長に気に入られたの？」

『あの日は入間に巻き込まれただけで、流れ？』

バラムに対し適当に答える。

「・・・Aが居なくても召喚しないつもりだったのか？」

不思議そうなカルエゴに入間は頷く。