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「Aちゃんって、ゲーセン行ったりするの？」
「そうそう、昨日・・・」
『昨日は居たね』
リードとジャズが顔を見合わせ頷く。
「じゃあさ、今度・・・」
「俺らとも行かね？」
『行かない』
即答するAに肩を落とす２人。
「勇者でござる」
「よく、誘おうと思うな」
わいわいと男子達が集合して話を始める。
「Aちゃん、なら私とカフェに行かない？」
『行かない』
エリザベッタの誘いにも興味なさそうに即答する。
「えぇ〜！？そっからなの！？」
「仕方あるまい！
入間様は幼少期より理事長の下で大切に保護されてきたため、世情には疎いのだ！
察っせい！！そうだよな、A！！」
リードにアスモデウスがキレ、Aに振るが無視される。
「・・・そうか、入間様同様世情に疎くとも恥ずかしくないぞ
”アクドル”の語源は”悪を取る”
悪魔にとって重要な役職です
悪魔には暴力的、加虐的な思想が高ぶる
ストレス周期があります
その周期をおさえるため、魔界には娯楽が数多くある訳ですが
アクドルもその１つ、多くの悪魔を１か所に集め
パフォーマンスをすることで、悪意を興奮で塗りかえて発散させる
人気のアクドルは魔界でも優遇されます」
アスモデウスが嬉々として説明をし、入間が頷く。
「中でもくろむちゃんは若手のエース
パフォーマンスよし！歌よし！というか・・・かわいい！これに尽きる！！」
「キューティー！！」
「キューティスト！！」
リードに続き叫ぶ男子達。
「この、
〈昼ライブはこの後すぐだよ！みんな楽しんでね♡〉
ライブ映像を見ながら可愛いと涙を流すリード達
「チケットはいつも即完売！ＶＩＰ席は抽選でくろむちゃんと直に話ができるらしいよ」
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作者名：E | 作成日時：2024年1月24日 19時
