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『私達、教師を信じろって言ったの誰でしたっけ？遅くないですか？？』
Aが不機嫌そうにカルエゴに詰め寄る。
「シチロウのサポートがあったし問題なかっただろう？」
悪びれもせず、当然という表情で言ってのけるカルエゴ。
『じゃあ奪われた魔力分、よこせ！』
「何故私が貴様に魔力を恵んでやらねばならんのだ？」
「キミが元気いっぱいで無事なのは理解できたが、今は違うだろう？」
Aが睨み、陰湿な笑みで返すカルエゴ。
アンリが呆れたように言い、キリヲへ厳しい視線を向ける。
「入間君は寝てるだけみたい」
サリバンがAに押しつけられた入間の状態を確認しながら告げる。
「ここまで無視されるとは思いませんでした」
キリヲが笑顔で告げる。
「・・・本当に、君１人で計画したの？」
「ええ、僕の長年の野望でしたから
確かに先輩の助言はもらいましたが、計画から実行までは僕１人です」
サリバンの問いに答えたキリヲだが、Aに聞かれてたと思いだし訂正する。
「でも、全く後悔はしてないんです
積み上げてきたもん、積み上げてきた想い出を全部壊された、あの瞬間に・・・
絶望した
・・・わぁ、皆さん、ええ表情しはるなぁ
入間くんに伝えといてください
笑顔でキリヲが言い、一気にAへと距離を詰める。
一瞬の事に全員が唖然となり、パンと乾いた音が部屋に響く。
「痛っ・・・僕な、Aちゃんの事好きになってん！
こないに美味しくて、
Aに叩かれた頬を嬉しそうに撫で、ペロリと唇を舐めるキリヲ。
『気持ち悪い』
触れるだけとは言え、口づけをされたAは露骨に嫌悪の表情を浮かべる。
「ああ、ええなぁ・・・」
ぞくぞくと嬉しそうに悦に浸るキリオに全員が引き、魔関署の職員に連行される。
気まずそうな空気と視線に、Aが溜息を吐く。
『
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作者名：E | 作成日時：2024年1月24日 19時
