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「こっから見たら、だーれも気づいてへんやろ？
誰が
ちぃっともわからん
みぃんな同じ、差ぁなんかあらへん
キレイやと思うわ
時々、無性に見たなるんよ」
嬉しそうに語り、吐血しないキリヲ。
「ここに来たのは、心の準備みたいなもんや
緊張しぃでな」
「先輩、師団披露で・・・特賞狙いませんか！」
「とく・・・ええ？」
「むっ、難しいですかね・・・やっぱり」
「うーん、そらなぁ
特賞なんて師団の中でも
僕らみらいな弱小師団には夢のまた夢・・・」
「だからこそ！！
弱小だからこそ、僕らが特賞を取ったら、
学校の皆にキリヲ先輩の努力を証明する
それこそが・・・キリヲ先輩の野望に近づくことになると思うんです」
「・・・それは、素敵な考え方やね！
しかし、見た目によらず凄いこと言いよるなぁ入間くんは
あっはっはっ・・」
「そっそうですかね・・・豪華師団室も姉さん喜んでくれるかな？って悩んだんですけど、やっぱ昇級の方が優先かなって！」
「なんや努力賞も狙っとるん？欲張りさんやな〜
ほんまとんでもない野心家や、君と僕は・・・ほんまにお揃いなんやな
そないにAちゃんが好きなん？」
「はい！僕らが感動させられたら師団に、参加してもらうって約束もしました！」
「ふぅ〜ん・・・準備、２人に任せっきりはあかんな
あっ、ここのことは内緒やで」
「あっ、はい！・・・先輩は姉さんが一緒に活動するの反対ですか？」
「僕は反対なんかせんよ？けど、厳しい事言い張るお姉さんの何処がそないに惹かれるん？」
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作者名：E | 作成日時：2024年1月24日 19時
