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床を蹴り抜き、派手な音をさせてオペラが降り立つ。

「は!?」

カルエゴの間抜けな声がする。

「・・・私へのあてつけのつもりですか・・・A?」

床に押し倒され、馬乗りになったオペラの眼は据わっていた。

『なにが?全て舎弟の不祥事でしょ?』

両手を合わせるように押し合いをするが圧倒的に押される。

「念子には興味を示さなかったお前が・・・何故、犬畜生に対しッ・・・!!」

キレてる内容に唖然となる3人。

「イルマ様は念子に芸を仕込む程に関心があるのに・・・犬派だったなんて・・・」

押し負け、両手が地面に着きそうなタイミングで、ケルベロスが割り込む。

「ワン!」

「ッチ・・・主人に似て躾がなってないですね」

オペラはAを抱えて跳び退く。

「えっと・・・オペラさん?」

「はい、オペラさんです
 カルエゴくん・・・イルマ様をこちらへ・・・門限はとっくに過ぎています」

入間の問いに答え、カルエゴへ手を差し出す。

「ッ断る!!先輩こそAを解放して下さい」

冷や汗を流すカルエゴ。
オペラからAを取り戻そうとケルベロスが突撃し、飛び跳ねて避ける。

『帰りたいから地面に降ろして』

「大丈夫です、イルマ様と一緒に帰りましょうね」

『一人で帰れるし、先に帰る』

「ダメです・・・イルマ様カルエゴくんとお泊りしたいのですよね?
 一つ条件がございます・・・ただ・・・召喚シールを貼ってバンザイしてもらうだけですので」

Aの要望を却下して、入間にシールを見せるオペラ。

「だからっそれを止めろというのだ!!」

カルエゴが叫び入間を背に隠す。

「仕方ありません・・・援軍を呼びましょう!さあ・・・」

オペラがAの手に改造シールを貼ろうとする。

「ッチ・・・止めて下さい!!」

ケルベロスに入間を任せ、カルエゴが阻止しようと駆け出す。

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E(プロフ) - つなさん» ありがとうございます!時間みつけて頑張って更新して行きます^^ (4月6日 16時) (レス) id: 1ae39ecc80 (このIDを非表示/違反報告)
つな(プロフ) - 面白すぎて一気読みしちゃいました…凄く読みやすかったし、見ていて飽きない作品でした!!更新楽しみにしています!無理しない程度に頑張ってください! (4月5日 22時) (レス) id: 1da23f1cee (このIDを非表示/違反報告)
E(プロフ) - かえでさん» ありがとうございます!励みになります^^ (3月30日 19時) (レス) id: 1ae39ecc80 (このIDを非表示/違反報告)
かえで - 一気に読んでしまいました!凄く読みやすくて面白かったです!素敵な作品ありがとうございます!!生徒も教師も他の悪魔たちも大好きなので沢山のキャラが登場して嬉しいです☺️また、1からじっくり読んできます!! (3月30日 1時) (レス) id: 6be13b1f31 (このIDを非表示/違反報告)
E(プロフ) - みかくろさん» ありがとうございます!心臓破りどうするかの方向決まったので、頑張って更新頑張ります^^ (3月27日 20時) (レス) id: 1ae39ecc80 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:E | 作成日時:2024年3月10日 23時

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