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「・・・チマちゃん・・・この手って?」

「イルマ先輩、試験開始まで1・2年生は手を繋いでおく・・・というルールがあります」

キリリと嘘を吐き、チマはほどけぬように握る力を強める。

「え!?そっそうなの!?・・・でも、みんな手繋いでたかなぁ・・・」

「ルールを守らないなんていけませんね」

ヴィネは冷や汗を流し、必死に頷く。

「そ、そうだね・・・緊張してる?顔色が・・・」

「ひっ・・・大丈夫なんで構わないで下さい

「イルマ先輩!A先輩はスタート地点どこなんですか?先輩はどんな試験なんですか!?」

ヴィネに意識を向ける入間の手を引き、チマが畳みかける。

「そう?えっと、姉さんは・・・逃げ切るだけって言ってたけど・・・詳細は僕にも教えてくれなくて・・・7(ザイン)だから複雑だったり条件が多そうだよね」

「逃げ切る・・・1年生を守るイルマ先輩達と違って1人・・・難易度が低い?」

入間の言葉にチマは不思議そうに首を傾げる。






「フム僕としたことがカメラをついつい惹きよせる・・・
 被ってしまってすみませんね先輩・・・ちょっ、あれ・・・聞いてます?」

「よろしく」
「よろしくお願いします!!」

「・・・そのまま全カメラを独占しろ、Aを映す暇をあたえるな」

「お任せください!全知全能、略して”ゼゼ”!歩くだけで独占してみせましょう」

「A先輩はどんな試験なんでスか??」

「詳細は伏せられたままだったが・・・無理難題を押しつけられた試験であろう」

「はぁ・・・大変なんでスね〜」

アスモデウスが不憫だと涙を流し、シルビアが冷や汗を流す。

「A様は注目されるのが嫌いなようですし、さぞ不快な試験でしょうね・・・合流して、俺達(・・)で先輩の盾となるのはいかがでしょう?」

アスモデウスから睨まれ、ゾクリと冷や汗が伝い・・・ゼゼは笑みを浮かべる。

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E(プロフ) - つなさん» ありがとうございます!時間みつけて頑張って更新して行きます^^ (4月6日 16時) (レス) id: 1ae39ecc80 (このIDを非表示/違反報告)
つな(プロフ) - 面白すぎて一気読みしちゃいました…凄く読みやすかったし、見ていて飽きない作品でした!!更新楽しみにしています!無理しない程度に頑張ってください! (4月5日 22時) (レス) id: 1da23f1cee (このIDを非表示/違反報告)
E(プロフ) - かえでさん» ありがとうございます!励みになります^^ (3月30日 19時) (レス) id: 1ae39ecc80 (このIDを非表示/違反報告)
かえで - 一気に読んでしまいました!凄く読みやすくて面白かったです!素敵な作品ありがとうございます!!生徒も教師も他の悪魔たちも大好きなので沢山のキャラが登場して嬉しいです☺️また、1からじっくり読んできます!! (3月30日 1時) (レス) id: 6be13b1f31 (このIDを非表示/違反報告)
E(プロフ) - みかくろさん» ありがとうございます!心臓破りどうするかの方向決まったので、頑張って更新頑張ります^^ (3月27日 20時) (レス) id: 1ae39ecc80 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:E | 作成日時:2024年3月10日 23時

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