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「・・・いきなりっスね!」

気取られないように安堵の息を吐き、アトリがヘラリと笑う。
シーダは温かい魔茶を口に運ぶ。

「えっ、そうかな?」

「いやいや、最初はもっとこう〜趣味とか好きな食いモンとかじゃないんですか?」

「ん〜〜同僚として純粋な疑問なんだけどなぁ・・・キミたちがどうして・・・バビルスに来たのか・・・って・・・理事長の孫ってだけで噂のたえない子達を懐柔する目的なのかとか、気になるでしょ?」

再びゾクリと背筋が震え、笑っているのに笑っていないバラムに戦慄する。

「ぶっ壊すためですよ・・・バビルスを!」

「それは・・・」

「もちろん!教育的なイミで!
 革新的っていうんですか?
 従来のやり方に囚われない!
 ニュ〜教育!新しい風ってやつですよぉ〜
 そんなに大切な子なら、夜遊びや暗い場所への出入りを禁止したり・・・目をかけるべきじゃない?」

「・・・にしても、随分と過激な表現だね・・・彼女の素行に詳しいってことは・・・」

ピシリと湯呑に亀裂がはしる。

「そっスか〜?創造には破壊がつきもんって持論なんですけどぉ・・・嫌ですねぇ〜有名じゃあないですかぁ〜」

「ちなみに・・・その破壊の中に・・・”生徒”は入っていないよね?」

剥き出しの殺意にシーダが立ち上がりアトリを庇う様に前に出る。

「僕らはバビルスの教師として、生徒に危害を及ぼすことはしません
 絶対に!それに、Aちゃんへ手を出すようなことは僕が絶対にさせませんから!」

「そう!」

「ちょっと!!俺も別にそんなことしないですケド〜!?
 それにガキに興味ないって、え?シ〜ちゃんまで疑ってんの??」

振り向いたシーダの冷たい視線に、アトリが心外と泣き真似をする。





「ンフフフ、刺激的な時間だったね〜
 みた!?あのプレッシャー!
 俺、たくさん威嚇されちゃった〜ひゅ〜!!
 あ”〜俺・・・バビルス来て良かったな〜
 しっかし、Aってガキは守護の白鴉(ガーゴイル)を完璧に手なづけ、教師の大半も好意的で・・・シ〜ちゃんの心まで・・・俺も手なづけられちゃう??」

「・・・蹴るよ?」

ニヤニヤと嬉しそうに見悶えるアトリに、シーダは冷たい視線で答えるのみ。

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E(プロフ) - つなさん» ありがとうございます!時間みつけて頑張って更新して行きます^^ (4月6日 16時) (レス) id: 1ae39ecc80 (このIDを非表示/違反報告)
つな(プロフ) - 面白すぎて一気読みしちゃいました…凄く読みやすかったし、見ていて飽きない作品でした!!更新楽しみにしています!無理しない程度に頑張ってください! (4月5日 22時) (レス) id: 1da23f1cee (このIDを非表示/違反報告)
E(プロフ) - かえでさん» ありがとうございます!励みになります^^ (3月30日 19時) (レス) id: 1ae39ecc80 (このIDを非表示/違反報告)
かえで - 一気に読んでしまいました!凄く読みやすくて面白かったです!素敵な作品ありがとうございます!!生徒も教師も他の悪魔たちも大好きなので沢山のキャラが登場して嬉しいです☺️また、1からじっくり読んできます!! (3月30日 1時) (レス) id: 6be13b1f31 (このIDを非表示/違反報告)
E(プロフ) - みかくろさん» ありがとうございます!心臓破りどうするかの方向決まったので、頑張って更新頑張ります^^ (3月27日 20時) (レス) id: 1ae39ecc80 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:E | 作成日時:2024年3月10日 23時

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