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「昨日、寝なかったの?回復薬飲む?他にはえっとね・・・」

朝から疲れた表情のAを気づかうバラム。

『疲れたのかな・・・また、あの種ちょうだい・・・朝から庭掃除して疲れた』

差し出された回復薬を飲み干し、溜息を吐く。

「いいけど、今度僕にも見せてね!」

『考えとく』

「今度でいいんだけど、また髪切ってね」

『いや、美容院いきなよ。寝込んでても予約くらいしてくれるでしょ?』

「カルエゴくん携帯みないと思うし、美容院なんて緊張するから無理」

『じゃあオペラに依頼する?』

「先輩にお願いって、後が怖い」

『じゃあ入間は?』

「う〜ん・・・恐縮されそうじゃない?」

『カルエゴ卿は?』

「カルエゴくん?ん〜・・・あぁ、新任の先生達・・・か・・・」

雑談をしながら廊下を歩いていたAは立ち止まり、バラムがAを抱えて走る。

『教室とは逆でしょ?』

「新任の先生へ殺気を向けちゃダメでしょ?」

『だって黒い方、ナンパしてきた気持ち悪い男だよ?ストーカーとか厭すぎる』

「え?・・・それは、ちょっと・・・でも、バビルスの教師になるには結構大変だよ?
 取り敢えず似てるだけかもしれないし、教師が生徒に手を出すなんてダメだし
 カルエゴくんとも共有しとくから、早まらないでね!
 適切に処置するし、事実なら理事長にも報告して然るべき対処するから」

必死に説得をされ、殴る前に僕を召喚してとシールを大量に渡される。

『・・・充分在庫あるよ?』

「帰りまでに種を用意しとくから、今日は問題を起こさないで、ね!」

「あ、Aちゃ〜ん!コレ運ぶの手伝ってほしいんだけど・・・」

マルバスが大きな機械を示し、バラムが軽々と持ちあげる。

「時間あるので僕が手伝いますよ」

「ありがとうございます王の教室(ロイヤルワン)で使うんですけど・・・今日はバラム先生が?」

マルバスが笑顔のバラムに言い、Aに耳打ちをする。
昨日はカルエゴ、今日はバラムという状況に心配される。

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E(プロフ) - つなさん» ありがとうございます!時間みつけて頑張って更新して行きます^^ (4月6日 16時) (レス) id: 1ae39ecc80 (このIDを非表示/違反報告)
つな(プロフ) - 面白すぎて一気読みしちゃいました…凄く読みやすかったし、見ていて飽きない作品でした!!更新楽しみにしています!無理しない程度に頑張ってください! (4月5日 22時) (レス) id: 1da23f1cee (このIDを非表示/違反報告)
E(プロフ) - かえでさん» ありがとうございます!励みになります^^ (3月30日 19時) (レス) id: 1ae39ecc80 (このIDを非表示/違反報告)
かえで - 一気に読んでしまいました!凄く読みやすくて面白かったです!素敵な作品ありがとうございます!!生徒も教師も他の悪魔たちも大好きなので沢山のキャラが登場して嬉しいです☺️また、1からじっくり読んできます!! (3月30日 1時) (レス) id: 6be13b1f31 (このIDを非表示/違反報告)
E(プロフ) - みかくろさん» ありがとうございます!心臓破りどうするかの方向決まったので、頑張って更新頑張ります^^ (3月27日 20時) (レス) id: 1ae39ecc80 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:E | 作成日時:2024年3月10日 23時

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