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「戻ったか・・・」

「先生・・・みんなはどこに・・・」

「フン、いるだろう・・・そこに」

カルエゴが指さした途端、眼鏡をずらした問題児達が現れる。

「「「ソイく〜〜ん!お帰り〜!認識阻害ドッキリ大成功〜!!」」」
「「イエーイ押すな押すな!」」

「「「次なるターゲットはAちゃん!!さ!準備するよ!!」」」

プルソンを囲み、喜びも束の間、再度装着する問題児達。





「・・・。」

『・・・。』

王の教室(ロイヤルワン)に入り、双方無言。
Aはロッカーから鞄を取り出す。

『お疲れ様でした』

「・・・ああ」

カルエゴにのみ挨拶をしそのまま立ち去・・・

「「「待って!!もっと気にして!!」」」
「姉さん一緒に帰ろうって約束!!せめて電話してよ!!」

耐え切れずに自らカミングアウトする問題児達。
入間は悲しそうに腰に飛びつく。

「馬鹿共が・・・私は職員室に戻るが、Aに続き速やかに帰宅するんだぞ!いいな!!」

「「「ウエ〜イ」」」

カルエゴが怠そうに、問題児達の返事にキッと睨みをきかす。

『ポロちゃんのお気に入りだと思っていたのに無機物である椅子に負けて傷心なんだから・・・』

「違うわッ!気色悪い2択・・・許さんからなッ!!」

揶揄うAの言葉にカルエゴが嫌そうにキレる。

「たしかに、今のカルエゴ先生(お気に入り)か遺物の玉座(デルキラ様)どちらかを持ち帰っていいなんて・・・究極だったよね!」
「めっちゃ悩んでたよな〜」
「もし先生が選ばれたら大人しく食われたの?」

「あ”あ”??・・・んな訳あるかッ!!」

ジャズの質問に青ざめ、数人の問題児達を捻るカルエゴ。

「ふふふ・・・いつも通りだね!」
「ええ・・・いつも通りアホ炸裂ですね」
「Aちゃんドッキリ第二弾どうする??」

「あ、待って!!せっかくだから音楽祭第二弾!!優勝したんだから少しぐらい我儘に付き合って!!」

『・・・我儘が多くないイルマ?』

「いっいひゃい・・・」
「A、いくら不機嫌だからとイルマ様にあたるのは・・・アホクララで代用できぬか?」

入間の頬を引っ張るAにアスモデウスがクララを指さす。

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作者名:E | 作成日時:2024年2月25日 23時

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