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「食器は外側から使うので、並べ方はこう・・・ナフキンは左、お皿は6センチ間隔でグラスは2つ
 テーブルマナーは公の場での交流では重要なので覚えるべきですね」

「おぉ・・・」

「貴族悪魔の中には自分専用の食器を作って大事にされてる方も多いですよ
 私も昔、サリバン様とケンカした際はよくフォークを隠しました」

「えぇ!?オペラさんが!?」

「ええ、特にA様が屋敷にいらしてからは色々ありました」

「姉さん??」

「入間様の前では大人しくしていますが、お転婆という言葉では収まらない程に破天荒で・・・って、雑談までメモしなくていいんですよ」

「ふふ・・・お仕事と一緒にオペラさんのこともいっぱい知れて・・・なんだか嬉しいです!踏み洗いが好きなのも覚えました!」

「・・・そうですか」




「こちらが裏庭です」

「わぁ〜・・・いろんなごは・・・植物がいっぱいですね!収穫ですか!!」

「ええ・・・まあそれは、おいおい・・・として
 せっかくなので、摘みたてで休憩とまいりましょう」

オペラの誘いに入間が目を輝かせる。

「おじいちゃんの苦手な魔ナスも育ててるんですね」

「ええ愛情をたっぷりと込めてお世話してバレないようにお出ししていますが・・・A様がサリバン様に報復と称して素焼きを食べさせたことがあるんです・・・あの日は私もサリバン様の言葉で傷つきました」

「・・・僕が来てから・・・静かすぎますか?」

賑やかな入間の知らない日々に、胸が痛む。
オペラは緩やかに首を左右に振る。

「そんな事はありません。A様とは別の意味で騒がしいですし、サリバン様は入間様と一緒に過ごす時間が楽しいようです」

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作者名:E | 作成日時:2024年2月25日 23時

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