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「是非私とアクドルの頂点を目指すでおじゃる!!」
「いやいや、私と魔ーケストラの世界で!!然り!!」
「・・・って、熱量で・・・ちゃんと僕も断ったよ?でも聞いてくんないの」
キュパとメーメーに手を握られ、怪訝そうなAにサリバンが溜息を吐く。
「パフォーマンスが不服ならばモデルだけでもどうじゃ!!」
キュパが雑誌を広げて語る。
『・・・何故、私が見世物の道化をすると思うのですか?』
Aは溜息を吐き、淡々と問う。
『で、どうしてすぐに私を呼び出すのかな・・・サリバン?』
「うげっ・・・ガチでキレてるじゃん!!ちょっと、僕は来てもらっただけで何も企んでないって
!!ギプギブだから!!」
胸倉を掴むAに対し、サリバンが慌てて両手を上げ無罪を主張する。
「・・・でも、勝手にデルキラ様の椅子をポロくんの手土産にしたのは抗議したい!」
『知るか!あんなデカいだけの椅子・・・邪魔だったからちょうどいい機会でしょ?』
「ちょうどよくないよ!!」
『話題変えたいみたいだけどさ・・・毎回毎回面倒事ばかりでウンザリなんだけど・・・どういうつもり?』
「え〜だって自慢の孫だって宣伝したいでしょ♡」
サリバンが嬉しそうに、怒るAに詰められる。
キュパとメーメーは顔を見合わせ困惑する。
「お見苦しいモノをお見せして申し訳ございません
お口直しにいかがでしょう?」
「「ウム」」
オペラの差し出す紅茶と菓子に、嬉しそうに頷く2人。
「具申ですが・・・A様はあの気性です。アクドルも奏者も務まりませんので召し上がったらお引き取り下さい」
手を付けたのを確認したオペラが涼しい表情で告げる。
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作者名:E | 作成日時:2024年2月25日 23時