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「おっじゃ魔しまぁ〜す!!月越しのあいさつにきました〜」
「お招きありがとー」
「イルマ様の寛大な御心に感謝しろよ!勝手に色々決めおって・・・」
「へ〜い」
「イルマ様落とさないで下さいね」
「はい!転んでも落としません!」
『食欲に関して異常だよね』
「A様もイルマ様を見習い、運ぶのを手伝って下さ・・・」
目を輝かせ楽しそうに大きな皿を運ぶ入間。
オペラが大広間のソファーで携帯を弄るAに溜息を吐く。
『・・・
「「「はい!!」」」
Aの号令で問題児達が元気に台所へと走る。
「ああ待ちなさい!!勝手に入らない!!コラ!」
オペラが慌てて追いかけ、注意をしている。
大皿の反対を持っていた手を離され、入間がプルプルと震えながら固まる。
Aは泣きそうな視線に
「ありがとうございます!」
『入間、主催なんだから座りなさい』
踵を返そうとする入間を隣に座るように呼ぶ。
「で、でも準備楽しいし・・・」
『昨日もらったお菓子が人数分なさそうなんだけど・・・』
一人だけ座るのはと言っていた入間が従順に、座って手を出す。
「どんなお菓子なんですか??ご飯の前に食べたら怒られるかな?でも、バレないように素早く・・・」
『
お菓子ではなくデコピンを贈られ涙目の入間。
「痛い・・・そして酷いです」
『雑煮食べたばかりでご馳走食べるんでしょ?・・・復習範囲見極めてあげるから解きなさい。』
「うえぇ〜!?今!!今なんですか!?」
『準備が終わるまでに解けば合流できるね?』
「う・・・意地悪・・・」
入間が渋々問題を解く。
オペラが勉強なら仕方ないと見逃す。
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作者名:E | 作成日時:2024年2月25日 23時