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ギャースギャースという怪鳥の声で目を覚ます。
「・・・朝・・・なんか・・・すごい夢を見た気がするなぁ・・・僕がアクドルで・・・優勝して・・・」
「グッモーニン〜イルマく〜ん〜見てこれ〜引き伸ばしてみました♡」
「イルミの
「あとね〜うちわとか〜タオルとか〜映像もバッチリ!!ねオペラ!」
「はい!」
「そっ、まって・・・それは・・・」
嬉しそうに自作グッズを陳列するイルミ部屋に入間は全身赤くなる。
『青春でいいんじゃない?じゃあ、私は出かけるから』
「え、待って!おじいちゃん聞いてないよ!!誰と何処にいくの!!」
Aが興味なさそうに言い、サリバンが過保護に詰め寄る。
「魔ーケストラのコンサートなんて私も聞いてないですよ!!」
『音楽祭でもらった時居たよね?』
オペラが正解を口にし、Aが呆れる。
「みっ、見ないで!!」
入間が叫ぶようにイルミ部屋のドアを閉じる。
「大丈夫ですイルマ様、ガン無視して課題やってましたから」
「そうそう僕らがどれだけ実況しても無視してたから、ね!」
「なにしてくれてんですか!!?・・・それはそれで寂しいような・・・」
オペラとサリバンに入間が叫び、ふと我に返り肩を落とす。
『うん、もうすぐ行く・・・いや、今日は違うから迎えは・・・来てるの?じゃあ家に帰・・・』
Aは携帯で待ち合わせ相手と話しているようで慌てて外に出る。
入れ替わるようにアスモデウスとクララが突入する。
「イルミ・・・イルマ様ぁ!!お邪魔いたします!!いろいろとお聞きしたいことがぁ!!」
「イルミち取り調べじゃーい!!結婚とはどういうッ」
「まってまって!姉さん見送れなかった・・・」
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作者名:E | 作成日時:2024年2月25日 23時