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「イルマくんの出身地は特殊で作法も違うから面白いでしょ!
僕が監修したんだ!Aちゃんのは記録が残ってたらいいね!」
「ん!?さっきから不穏だったけど・・・そっかぁ・・・」
バラムの言葉に自分の知らない時間にモヤモヤとする入間。
「おや、カルエゴくんは?およびしたはずですが」
「あっ、忙しいとか・・・なんとか・・・」
「成程・・・」
バラムの態度に察したオペラは召喚シールを使う。
「・・・よし!A様、籠を!」
「よしじゃない・・・A、許さんぞ?」
カルエゴを確保するオペラに、鳥籠の口を開けたA。
カルエゴがキレ気味に告げる。
「も〜喚ばれないワケないでしょ〜」
「どうしてアンタはいつもいつもそう・・・」
吠えるカルエゴを無慈悲に鳥籠へ押し込むオペラ。
カシャンと鍵までかける。
『重いからシチロウ持ってて』
Aが厭そうにバラムに押しつける。
「いいけど・・・ちょっと、魔中水で灯火分けてからプレゼント渡すって言ったでしょ??何で先に渡しちゃったの??」
鳥籠を受け取りつつバラムが説教モードになる。
『誰であろうと分け与えるつもりはないし・・・不快だから帰りたい』
「・・・うん、複雑だろうけど・・・呑みこんでよ!フリなんだしさ!!」
『ヤダ』
「ガキか?」
バラムとAのやり取りにカルエゴが呆れてつっこむ。
「そうだよ!まだ子供なんだからね!!」
「おい、シチロウ・・・何故すぐ擁護にまわるんだ?」
カルエゴとバラムが話し始めた隙にAは離脱するもサリバンに捕まる。
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作者名:E | 作成日時:2024年2月25日 23時