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朝起きたら、突然目隠しをされて・・・なにやらズンドコ運ばれ・・・気づいてみたら・・何やらどえれぇ儀式で祀られていた・・・
ズンドコってみんなグルグル回ってるけど・・・僕だけ座って・・・え?
「い〜〜る〜〜まく〜〜ん!びっくりした〜?」
「おじいちゃん!!」
「孫の一大イベントだから、おじいちゃんはりきって準備したよ〜!いい礼拝堂でしょ〜」
「いっ、イベント!?どういうこと!?」
嬉しそうなサリバンに、ついていけない入間。
「まさしく!イルマ様にふさわしい儀式です!」
「イルマちハウェ〜ヤ〜」
「アズくん!クララ!」
「まさか”降魔の儀”がお済みでないとは・・・
そもそも誕生の日を存じあげていないなど・・・シンユーとして一生の不覚!!!」
「教えてくれれば良かったんに!」
「”降魔の儀”?」
『悪魔流の誕生日会だよ』
「あ、姉さ・・・ん?」
着ぐるみっぽい皆の衣装とは違い、黒いフードで覆うだけのAが入間に小さな箱を手渡す。
「僕もやったなー6歳のとき近くのちっこい廃屋だったけど」
「しかし、ここまで見事な式は初めてだ!」
「そもそも毎年式をする悪魔もそういないものね、Aちゃんはいつなの?」
「それがね〜僕にも教えてくれないから〜出会った日で勝手に祝って〜ふふふ♡懐かしいね〜ホラ〜ちゃんと骨も被ってよ〜」
エリザベッタの言葉にサリバンが反応し、Aに大きな骨を被せ表情が見えなくなる。
「ええ、あの時は盛大に建物が燃えて楽しい儀式でしたね〜」
オペラが押さえつけるように言う。
『あの状況で強行する神経がヤバイと思う』
「やだオペラ褒められちゃった♡」
「ええ、嬉しいですね♡入間様は上書きしれくれるのでしょうか?」
舌打ちをするAに、キャッキャと嬉しそうな2人。
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作者名:E | 作成日時:2024年2月25日 23時