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「貴様!リボンが曲がっているぞ!
そこ!校内は飛行禁止だ!」
「会長!」
「おはようごいます!!」
「わ〜アメリ会長だぁぁ」
「朝からラッキー!」
「はぁ〜やっぱさぁ キレイだよなぁ」
「は?当たり前だろ会長だぞ?」
「いや、前は冷血高潔って感じだったけど、今は加えて神々しさというか・・・さらに輝いてるような・・・」
「あ〜わかる・・・やっぱ普通の悪魔とは格が違うよなあ」
「ああまさに孤高のエリート悪魔!俺らとは住む世界が違うぜ!」
「アメリ会長って一途だよな」
「ああ、留学から戻ってから気品?なのか神々しすぎて直視できないのにさすが会長だぜ」
「A!・・・なぜ着けてないのだ!!」
『アメリおはよう・・・鞄に着けてはいるよ?』
「ム・・・やはりキーホルダーにした方が良かったのではないか?」
誰も話しかけない、直視しない生活を満喫していたAはアメリに溜息を吐く。
「そう邪険にするな・・・師団の決算など先輩としてアドバイスくらいできるぞ?
運営に疲れたなら生徒会役員として迎えるぞ?」
『勧誘が煩わしくて師団作ったのに入る訳ないでしょう?
師団費不要って辞退してるので、決算もなにも報告義務ない筈ですが?』
「・・・ああ、そうだったな・・・来年度はちゃんと申請するんだぞ」
『必要ないですよ、コピー機は理事長から贈られましたし・・・紙や文房具、茶菓子も全て職員室から寄付されるので来年も不要です。』
「・・・4年生以降、師団室に顔を出さなくなる時に後輩が困るだろう」
『そのころには解散してますよ』
「は?」
『ボールペンあげるので大人しく仕事して下さい』
いつの間にか生徒会室の前についており、Aに背を押される。
「え、なっ・・・突然なにを・・・」
『イルマの推しカラーらしいので、食べたくなったらボールペンでも齧って下さい』
「は!?」
冗談なのか謎の発言をされ、困惑するアメリの前で扉を閉めるA。
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作者名:E | 作成日時:2024年2月25日 23時