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「昨日は楽しかったね〜」
『また遊んであげなよ』
「なんでさ！Aちゃんも一緒だよ？」
お揃いの角飾りを揺らしながらクララが頬を膨らます。
Aは怠そうに机に伏す。
クララが騒ぎ煩いので鞄に渋々つけた飾り・・・千切れて紛失したと数日後には取り除こう。
「失くしたら探しに行くから言ってね！」
エスパーかなと戦慄しつつ無視する。
「はい、ケロちゃんは用事で来れなかったでしょ？凄い残念そうだったからお土産よ♡」
「ありがとうございます！」
「角飾りなんだけど、鞄に着けるのもアリみたいね」
エリザベッタがケロリにAの鞄を指さし、囁く。
「クララと姉さんが遊びに行ったの！？」
入間が驚く。
「いえ、母上と数人女子が居たようですよ・・・そちらも楽しんでいたなら土産は不要だったな」
「欲しい！イルマち独占できて楽しかったかい？」
アスモデウスがイルマに昨日の記念写真を見せ、クララの前に土産をぶら下げる。
「いいなぁ〜僕も！お出かけしたい！！」
「女子会にイルマちの参加は不可でぇ〜す」
クララが間に割り込む。
「A、私はまだ
シンユーである私に不可能はないのだ！」
『そぅ・・・入間と今後も宜しくね』
「はい！」
晴れ晴れとした笑顔でアスモデウスが頷く。
「はいはい！私もすぐ追いつく・・・いや追い越す！！」
クララが元気に飛び跳ねる。
『イルマと仲良くね』
「ちょっと姉さん保護者じゃなく、クラスメイトしてよ！！」
入間が拗ねる。
『昨日はちゃんとお金払って買い物できたんでしょ？』
「うん！・・・あれ？なんで知って・・・」
『マジカルストリートは友好的な悪魔がたくさん居るからね』
結局、過保護だとクラスメイト達は悟る。
弟の為に街を掌握する姉なんて・・・羨ましすぎると知らぬ間に妬みをかう入間。
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作者名：E | 作成日時：2024年2月25日 23時
