俺のこと好きになっちゃった？《阿部

Girl…44《End ページ44

『お父様、お母様…』


阿部
『…しっかり守らせていただきます。』




その場には

初めて経験する温かい家族の空気が流れていた。






ーーーーーーーーーー



それから私の生活は

幸せだと思える時間が増えていって。




『疲れちゃった…』


阿部
『お疲れ様です、お嬢様』



『……』



阿部
『お嬢様？』





いつも相変わらず余裕そうな彼に遊ばれて
正直悔しい。



だから少しだけ粘ってみたり。




『…私がどうしてほしいか、わかる？』



阿部
『…ふふ』



『…馬鹿にしてるでしょう』




阿部
『…二人きりになったのに呼び方も話し方も変わらないし
距離も遠い。それで不機嫌になってらっしゃる。』



『…っ』



阿部
『…で、俺にしてほしいのは』




ｷﾞｭｯ





ゆっくりと強く抱きしめられた。




阿部
『でしょ？』


『…／／』



阿部
『あ、それだけじゃ足りないか』





ﾁｭｯ



阿部
『…だってAは私のお嬢様であり、
俺の女だから
…まだまだいけるよね？』



私はこれからも救ってくれた彼に翻弄されながら



『亮平…』


阿部
『…ん？』



『…大好き』



…ようやく見つけた幸せを感じていくんだろう。
彼と共に。






ーTo be continued…

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