SEASONS 《岩本

SEASONS…15 ページ15

そのあとも本当に一度も休まずに送り続けてくれた。



代わり映えしない日々の中で
彼と過ごしてる時間は
幸せだった。




岩本
『…じゃあ、ここで』



『…はい』




笑顔でさよならしたいのに…



岩本
『…どした？』



『…いや、なんでもないです。また明日。』




背をむけて去ろうとした時。






岩本
『…待ってよ』



『…っ』





振り返ってしまえば
そのまま彼に頼ってしまいそうで怖くなる。




岩本
『こっち向いてくれないの』


『…ごめんなさい、本当に、、』




しびれを切らしたように、私の前に立ち、顔を覗き込む。





岩本
『…俺のこと、まだ信じられない？』


『そうじゃなくて、、、』



岩本
『だったら話してよ。言いたいことあるなら俺は聞きたい。
隠される方が辛いんだけど。』






その言葉を聞いて
私は勇気を出し、小さくなりながら話しすことにした。

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