心炎。

心炎…10 ページ10

ー深澤 Side



深澤
『どうだった？』


岩本
『…やっぱり相当キツいらしい。思い切り泣いてた。』




そりゃそうだよな。
唯一味方でいてくれた存在を、家族を失ったんだ。



深澤
『…そう簡単にはいかないよな』



？
『ただいまでやんす〜！！』





仕事から帰宅した佐久間の声がして




佐久間
『おや？何かあったんでやんすか〜？？』


岩本
『ここは佐久間の出番じゃね？』



確かに…

俺らにはできないことだ。


佐久間ならAちゃんとも…




深澤
『佐久間、頼みがあるんだけどいい？』



佐久間
『おけ！任せてくださいよ！』




ーーーーーーーーーーーーー

ー私 Side



部屋から出るタイミングを失って
戸惑っていたら



ｺﾝｺﾝ


『…はいっ』



佐久間
『一方的には知ってるんだけど
初めまして！！佐久間大介です！！』



『あ…佐久間さん』



次男で…明るくい人…だったっけ。




佐久間
『お腹空かない〜？
俺も今帰ってきたばっかだけどぺこぺこなのよ〜』



『はい。

でも…あの…』



佐久間
『変なこと聞くけど…服は着てる？』


『着てますけど…』

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