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…耐えられない。
そう思って、まだ繋がれたままだった手を振りほどこうとしたのに
『えっ…』
…気づけば、彼の腕の中。
周りにいた人達もポカンと口を開けていたり、ニヤニヤしている人がいたり。
『あの…佐久間くん…?』
佐久間
『…あっ、ごめん…!』
あっさり離れた温もり。
だけど
佐久間
『…屋上行こ。』
『あ、うん…』
人混みを抜け、階段を駆け上がる。
佐久間
『…子供だなぁ、俺。』
『どういう意味…?』
佐久間
『…我慢できなかった、さっき。』
『え、、』
佐久間
『…そんな可愛い格好で、あんなこと言われたら
俺だって男だもん。』
”冷静でなんていられないよ”
そう言って、恥ずかしそうに笑った。
『…っ。』
佐久間
『…Aちゃん。』
『…なに、、?』
佐久間
『俺のこと…誰にでも優しいとか、めっちゃ褒めてくれてたけど。
…好きな人は比べようがないぐらい、特別なんだよ。』
『…!!』
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咲希(プロフ) - 杣クリームさん» いえいえ!リクエスト応えてくださり、ありがとうございました! (2021年9月22日 22時) (レス) id: 1287827adc (このIDを非表示/違反報告)
杣クリーム(プロフ) - 咲希さん» だいぶ遅れてのリクで、申し訳なかったです(>_<;) でも、読んでくださってありがとうございます!! (2021年9月21日 14時) (レス) id: fd20841670 (このIDを非表示/違反報告)
咲希(プロフ) - リクエスト、応えていただき、ありがとうございます! 「嫉妬の権利」の世界観で、とても楽しめました! (2021年9月21日 0時) (レス) id: 1287827adc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:杣クリーム | 作成日時:2021年8月31日 0時