堕落。《渡辺

Story…13 ページ13

(今)



これから俺達がどうなるかなんて、知ったこっちゃないし。


…ただ、今は自分の近くにおいておきたいってだけ。






ー自分 Side



渡辺
『俺のしかないけど、我慢して着て。』


『…ありがと。』



渡辺
『なるべく可愛い感じの探したんだけど、これが限界だったわ。』



そう言って、軽く私に部屋着を投げて渡す。





『…突然お邪魔したんだし、全然いいよ。』


渡辺
『そう？』


『…うん。』




真ん中にイルカの模様がプリントされたＴシャツと
緩めのパンツ。



やがてお風呂が沸けば

遠慮したんだけど、先に入ってと強引で。




『…あ、スマホ。』



湯船に浸かってから、テーブルに無造作に置いてきてしまったことに気づく。






『…早めにあがろ。』




そう思い、彼の服に袖を通し

リビングへと戻れば…




『…！！』



渡辺
『…へぇ、男いるんだ？』



画面には、康二からの連絡が何件も入っていた。




康二ホンマに大丈夫なん?

康二なんで返事くれへんの?心配なるやん。



『…違う。』


渡辺
『……。』


『康二は、そういうのじゃなくて…』


渡辺
『じゃあ遊び？』


『…私、遊んでるように見えるの？』



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■皆様へ

Twitterを見ていただいてる方はご存知かと思いますが

作者の住む北海道で異例の連日30℃前後の影響から
完全に夏バテバテしており
更新をお休みさせていただいてました、、！

時折、そういう時があるかもしれませんが…よろしくお願いします！！



ｂｙ 杣クリーム

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