Your WURLITZER…《岩本

Story…10 ページ10

ー岩本 Side



長いこと俺は一人だ。


まぁ、正確に言えば違うかもしれないけど。


誰かの隣で眠るなんていつぶりか。




岩本
『…少しだけ。』




無駄に広いベットの上

恋人同士のように身を寄せ合い、俺も目を閉じる。




…先に起きたのは、俺で。



舘さん電話できるタイミングあったら教えて。



岩本
『…なんだ？』




彼女を起こさぬよう、そっと抜け出し

舘さんへ電話をかけた。





宮舘
『もしもし。』


岩本
『あー…今気づいたんだけど、どうした？』


宮舘
『…実は、照とAちゃんが帰っていった後

病院の方から連絡があって。』



岩本
『…！！


…阿部がまた何か？』



宮舘
『顔を出して欲しいって話だった。

…出来れば、照に。』




岩本
『…っ。』



宮舘
『まだ一緒なの？』


岩本
『…あぁ。』




宮舘
『じゃあ、Aちゃんが起きてからでいいよ。

店に来る前に行ってきてくれる？』


岩本
『了解。』





ﾋﾟｯ。




岩本
『……。』






(回想)


阿部
『照、危ない…っ…！！』



岩本
『え…』



阿部
『…っ。』




岩本
『嘘だろ…？』








(今)



『照…？』


岩本
『…っ、起きたんだ。』



『うん…。

それより、大丈夫、、？』




後ろを振り返れば、俺を心配そうに見つめる彼女がいた。





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■皆様へ


公開直後に関わらず、作者の諸事情で更新ができなくて

申し訳ありませんでした！


(原因となっていたことは、無事解決したので大丈夫です…！)



予想より多くのお気に入り、めっちゃ嬉しくて

感謝の気持ちでいっぱいでございます😄




ｂｙ 杣クリーム

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