Your WURLITZER…《岩本

Story…40ーEndー ページ40

『んっ…』



朝の眩しい光で目が覚める。


隣の彼は、まだ眠っているみたいで。




『…お水もらおうかな。』




こっそり抜け出し、キッチンへ向かう。



『いただきます…』




一気にコップ一杯飲み干し、ふとベランダに出てみる。





…同じ景色でも不思議と違うものに見えて。




『…わっ、、』



岩本
『……。』





ボーッとしていると、突然後ろから抱きしめられた。




『照？』


岩本
『…勝手にいなくなんないで。』


『だって…』


岩本
『…だってじゃない。』




有無を言わせず、体の向きを変えられ

互いに見つめ合う。






岩本
『…俺の全部、ちゃんと伝わった？』


『…っ。』




ほんの少しかすれた声が、ドキッとして

思考が止まりそうになるのを

なんとか堪えた。




『伝わった…。』


岩本
『…ほんとかなぁ。』




…さらに近づく綺麗な顔。





『…信じてよ、、』


岩本
『…じゃあ、その証拠に、』




”…Aからキスして”






…どうしたのか？


そんなの…決まってる。




『…私のこと、離さないでね。』


岩本
『…もちろん。

…誰にも触れさせるつもりないし。』







ーーーーーーーーEnd

○作者より（💛）→←Story…39

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