佐久間先輩は私に甘すぎる。

Story…37ーEndー ページ39

〜(主題歌)〜





ーーーーーーー



ー学校



深澤
『A〜』


目黒
『あ、来た。笑』



『だから…そんな大きな声で呼ばないでってば、、』



深澤
『え〜、無理。

呼びたいんだからしょうがなくない？』



『…っ。』




深澤
『ほっぺなんか膨らませて、可愛いんだけど〜。笑』



そう言って私に伸びかけた手は



深澤
『いたっ…！！』


佐久間
『俺のAに触らないでくださーい。』



…彼氏の大介によって阻まれた。





深澤
『いいだろ、ちょっとぐらい。』


佐久間
『ふっかはダメー。』



深澤
『なんでよ。笑』



佐久間
『なんでも！笑』





渡辺
『お前らめっちゃ目立ってっけど？』



ため息をつきながら現れる、兄の翔太。



目黒
『…勢揃いだな。』




佐久間
『翔太っ、ふっかのことよろしく！』


渡辺
『…はい？』




グルッと体を回転させ

私の方へ向き直れば、眩しいぐらいの笑顔で。





佐久間
『…俺と二人っきりになりたくない？』


『…っ。』



…耳元で囁かれれば、答えなんて決まってる。





『…なりたいっ。』



佐久間
『…だと思った。』



ニコッと嬉しそうに微笑んで

彼が私の腕を掴み、走り出す。




深澤
『廊下走るな〜！！』



渡辺
『…ふっ。』



深澤
『今笑ったな…？』



渡辺
『…いや、別に？』



深澤
『…目黒、見てただろ？』


目黒
『…笑ってました。』



深澤
『こんにゃろ…！笑』




…きっとみんなとなら

隣に大介がいてくれるなら


この先、私は幸せでいられる。







ーーーーーーーーーEnd

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