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Story…37 ページ37
蓮
『そこからはどんな風に見えるのか、私も気になります。』
”え、あのちょっと…！”
舘
『何故にそなたまで…』
蓮
『せっかくなら一人ではなく、誰かと見たほうがいいと思った。
…それが理由ではいけませんか？』
舘
『……。』
(今)
宮舘
『…立場以外は何もかも敵わなかった。』
目黒
『……。』
宮舘
『このまま生きていたら…
恨むに恨みきれずっ…耐えられそうにないんだ。』
”わかってくれよ”
…その言葉は重く私達の心に届いた。
目黒
『…っ。』
それでも、彼は前に進み
涼太へと一歩ずつ近づいていき
宮舘
『…！！』
目黒
『……。』
涼太の腕をしっかり掴む。
目黒
『…離しません、絶対。』
何もできない自分が情けなくて
精一杯言葉を考える。
『…涼太。』
宮舘
『A…？』
私もゆっくりと距離を縮め、反対の腕をそっと握る。
『… 何をどう伝えればいいのか、わからない。
でも
…この手を離せないってことだけはわかってるの。』
宮舘
『…っ、、。』
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作者名：杣クリーム
| 作成日時：2021年6月15日 0時
