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Story…34 ページ34

宮舘
『…どうあがいたって
彼女が俺のそばにいてくれないことぐらい、わかってる。』



『…！！』



宮舘
『でも…ただじっとしてるなんてできるわけないだろ。』



目黒
『…もし、俺が逆の立場だったとしたら』



宮舘
『……。』



目黒
『…同じように苦しくてたまらなかったと思います。』



『蓮…』



目黒
『きっと、無理矢理にでも彼女をさらっていたかもしれない。

…それでも俺は今動かないわけにはいかないんです。』


宮舘
『…っ。』



目黒
『…教えてください、どこにいるのかを。』





…涼太は、天を仰ぐように顔を上げた後

電話を切ってしまった。






『……。』



宮舘
『……。』




そして、私から見えないけれど

何か文字を打っているように見えた。




宮舘
『…言葉にならないほど綺麗だったなぁ。』


『え…？』



宮舘
『…彼が渡したものを身に纏って、優しく笑ってる姿も

…二人が寄り添いあっている姿も。』



『…っ。』

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設定タグ：目黒蓮 , SnowMan , 宮舘涼太
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作者名：杣クリーム | 作成日時：2021年6月15日 0時

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