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Story…23 ページ23
ー自分 Side
『…っ、、…』
…ゆっくりと目を開ける。
そして、すぐに温もりを感じて横を見ると
彼も眠っているようだった。
『蓮…？』
目黒
『…A、起きた…？』
『私…もしかして…』
目黒
『…うん、急に倒れちゃったからびっくりした。
でも怪我なくて良かったよ。』
『…蓮が守ってくれたの？』
目黒
『…結構ギリギリだったけどね。』
一度深く息を吸って吐いて…
心を落ち着かせる。
『…あ、涼太…っ。』
目黒
『ごめん。悪いとは思ったんだけどさ。
何も連絡しない方があれかなって。』
そう言って私にスマホの画面を見せた。
『…電話してくれたんだ。』
目黒
『うん。
事情伝えたら、申し訳ないけどそのまま寝かせてていいって。』
『…そっか。』
目黒
『…良い人だね、会ったことないけど。』
『…涼太は怒ったことないの、私に一度も。
いつも冷静で大人で。
…私が不安にならないように、たくさん愛情をくれる人。』
…自分で話しているくせに、だんだん胸が痛む。
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作者名：杣クリーム
| 作成日時：2021年6月15日 0時
