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Story…8 ページ8
『…そんな見られたら恥ずかしいんだけど。』
目黒
『いいから。ね？』
『うん…』
ちゃんと外さないと納得しそうになくて
かけていた眼鏡を恐る恐るとれば
目黒
『…可愛い。』
『え、、』
目黒
『してるのもいいけど、やっぱコンタクトにすれば？』
『…やめてよ。からかうの。』
目黒
『本気で言ってるし。』
『…っ。』
私の心の中に生まれる罪悪感。
まるで涼太を裏切ってるような…
『…考える。』
目黒
『…そっか。笑』
頑なにそうするとは言わないのを察したのか、小さく笑った。
ーーーーーーーーーー
目黒
『今日はありがとう。』
『こちらこそ。』
目黒
『…また会える？』
『あ…』
見知らぬ誰かが頭の中で警鐘を鳴らす。
”…もう会ってはいけない”と。
なのに、私から出た言葉は
目黒
『…ダメ？』
『…私もまたご飯に行きたいなって思った。』
目黒
『マジで？…よっしゃ。』
『…、、。』
私達は…その縁を自ら引き寄せているみたいだった。
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作者名：杣クリーム
| 作成日時：2021年6月15日 0時
