もっと強く抱きしめたなら。＿Season 2＿

Story…23 ページ23

私はただ佐久間くんの願いに

できる限り応えて。


少しでも元気になってもらえたら…それだけ。




一緒に洋服を見たり…



佐久間
『これ似合うかなぁ？』


『うんっ、すごい良いと思う。』


佐久間
『じゃあ…買っちゃお。』





カフェで他愛もない会話をしてみたり。





佐久間
『甘いものってめっちゃ幸せな気分になるよね…！』


『確かに。笑

疲れてる時とか、なおさら食べ過ぎちゃって。』



佐久間
『それ俺もわかる〜。笑』





あっという間に辺りが真っ暗になった。




佐久間
『もうこんな時間、、』


『…そうだね。』



佐久間
『…ありがと、Aちゃんと過ごせて楽しかった。』



『こちらこそ…っ。』


佐久間
『…いいなぁ、照。』



『…っ。』




…その表情を見て

何か大事なことを佐久間くんが隠してるような気がした。





『ねぇ…、佐久間くん、』



佐久間
『あ…』



『え？』




彼の視線は、私の後ろに向けられている。



…ゆっくり振り返れば



岩本
『…何してんの、二人だけで。』


『照…、、』

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