Story…14 ページ14
『渡辺さん…』
渡辺
『あ、てか…俺知らないんだけど。』
『え？』
渡辺
『名前。そういや聞いてなかった。
下の名前教えてよ。』
『…Aです。』
渡辺
『俺は、翔太。
だから、お互い呼び捨てとタメ口ね？
その方が距離近く感じるでしょ。』
”呼んでみて”
意識してしまっているのは
誰がどうみても私だけで。
名前を呼ぶぐらい、難しいことじゃないはずなのに。
渡辺
『…A、頑張れ。』
『…っ』
(回想)
…なんで思い出してしまうのか。
それは、今の状況があの時と同じで
私はまた繰り返しているから。
深澤
『A？』
『…、、』
深澤
『ほら…頑張って。』
『た…つや。』
深澤
『うん、言えるじゃん。笑』
(今)
渡辺
『…Aって付き合ってる人、今はいないの？』
『…いないけど、それがどうかした？』
渡辺
『なんとなくだけど、前もこんな風だった？』
『なんで…』
渡辺
『あぁ…図星か。』
彼には何か不思議な能力でもあるんだろうか。
そう思ってしまいたくなるほどに
私が考えてることも何もかも知ってるみたいに感じる。
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杣クリーム(プロフ) - さらさん» キュンキュンしてもらえてるなら、安心しました！！笑 (2021年5月6日 1時) (
レス) id: a5c008455e (このIDを非表示/違反報告)
さら - こんばんは！！いつもお疲れです！！何この翔太くん優しいし格好いい！！もう読んでてキュンキュンします！！いつもありがとうございます！！読んでるだけで幸せです！！ (2021年5月6日 1時) (レス) id: 8178d9f7d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杣クリーム
| 作成日時：2021年5月3日 0時
