No way to say…《渡辺 (ページ3)

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Story…3 ページ3

渡辺
『今度はゆでダコみたい。』

『…っ』

渡辺
『ごめんごめん、からかいすぎたわ。

ちょっと待ってよ…？』

『はい…』

言われた通りに待っていれば

何やら普通のメモ用紙にペンをはしらせ…

渡辺
『はい、これも追加であげるから許して。』

『…何でもきく券？』

端の方に小さく”ｂｙ渡辺”とある。

渡辺
『もし何か困ったことがあったり
これして欲しいなってことあったら
何でもきいてあげる。

俺にできることならね。』

『いや、そこまでしてもらうようなことは…！』

渡辺
『じゃ、そういうことで。

俺はいつメンのとこに行くわ～。』

『先輩、まだ私は…』

渡辺
『絶対遠慮すんなよ。』

『…っ』

真剣にキリッとした表情で言われてしまって

何も言い返せないまま

屋上の扉は閉まった。

『…なんだか…胸が痛いんだけど。』

これって

…一目惚れってやつなのかな。

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？
『しょっぴー、探したんだけど？』

渡辺
『めめは？』

佐久間
『彼女のとこ…！

俺ひとりぼっちだったんだからね～。

渡辺
『それはごめんごめんご。』