No way to say…《渡辺 (ページ16)

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Story…16 ページ16

渡辺
『今度は俺の頼みなんだけど

来週…』

目黒
『しょっぴー？』

渡辺
『目黒…お前…っ』

目黒
『え、なに。』

何か言いかけて

やめてしまった。

目黒
『帰るところ？』

『はい…』

目黒
『俺は今彼女を送ってきたところ。

せっかくだから俺の家に来ない？』

渡辺
『Aちゃんは…？行く？

無理なくていいんだよ。』

『あの…っ、いいんだったら。』

目黒
『決定～。

さっくんも呼ぶか。
一人だけ呼ばないっていうのはまずいね。』

渡辺
『後でバレたら面倒だし。笑』

…結局、なにを言おうとしてたかはわからなかった。

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佐久間
『さっくん、合流でやんす～！！』

目黒
『お疲れ。』

佐久間
『おっ、噂のAちゃん！！』

『う、噂？』

渡辺
『…目黒、佐久間の口塞いで。』

目黒
『はいはい。笑』

佐久間
『ん～！？』

渡辺
『はい、これジュース。』

『ありがとうございます。』

渡辺
『結構歩いたけど、足とか痛くない？』

『…あ、大丈夫ですっ。』

…本当は右足を痛めてしまっていて

最初はそうでもなかったのに
だんだん痛みが増してくる。