Prisoner…《阿部

Story…9 ページ9

ー阿部 Side





ﾊﾞﾝｯ…！



誰もいない夜の公園で

近くにあったゴミ箱を蹴り飛ばした。




阿部
『あぁ……

…虫唾が走る。』




彼氏だっていう男は、照っていうのか。




阿部
『…いかにも嫉妬深そうだなぁ。』




改めて想像しただけで、頰が緩むのを止められない。




阿部
『…奪いがいがありそうだね、Aさん。』







ーーーーーーーーーー


ー自分 Side







ー家



岩本
『はい、ココア。』



『ありがと…』



岩本
『心当たりはないんだよな？』



『うん、、

多分…知らない人。』



岩本
『ごめん、早く助けにこられなくて。』




『…しょうがないよ、急だったしさ。
場所だって言えなかったから、、。


それに、十分嬉しいよ？来てくれただけで…

愛されてるって思った…っ』






ｷﾞｭｯ…




岩本
『…あいつの匂いがする。』


『え、、』


岩本
『…どういうこと。』


『わかんないよ、、

色々混乱して…』


岩本
『…抱きしめられたのか？』

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