Story…(3) ページ3
『それぐらいなら全然構わないけど…』
渡辺
『けど?』
『助けてもらったお礼がそれでいいのかなって。』
渡辺
『…考えれば出てくるのかもしんないけどさ
とにかく食べたいのっ。いいんでしょ?』
『うん』
渡辺
『よっしゃ。』
そこから卒業するまでの間
まるで本当に付き合ってるみたいで
甘くてドキドキする時間が流れてた。
…でも好きだとは伝えられなかった。
モテる人だった。
言おうとしてもすでに相手がいたから
身を引いてきたんだ。
いずれ互いに忘れる存在。
だからそれでいい…と。
ーーーーーーーーーー
ーそして今
私は自分の夢を叶え
CAさんになって
日々空港で、時には空の上で働いていた。
あの頃の甘い時間などとっくに忘れて…
この日もいつもと変わらない仕事。
『…ん?』
不意に見た視線のに
見覚えがある姿。
『…翔太?』
思い切って声をかける。
渡辺
『え…お前、同じ学年だった…?』
『夢野A、覚えてた?』
渡辺
『当たり前じゃん。
ってか、CAさんなの??すご。』
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作者名:杣クリーム | 作成日時:2021年1月10日 0時