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Story…（18） ページ18
中島
『あそこだよ』
『……』
ちょうど店を出てくるところだった。
『翔太…』
マリア
『良かった、ずっと欲しかったの』
渡辺
『…あぁ』
彼の顔を見て全てを察する。
『…付き合わせてごめんね、もう大丈夫。ありがとう』
中島
『そう？
あ、今度ご飯行かない？
目黒も来るんだよ。』
『目黒くんも？』
中島
『3人でどうかな？』
『…うん、行こうかな。時間はなんとかするし。』
そう言って翔太に背を向け、歩き出した。
渡辺
『…A？』
マリア
『どうしたの？』
渡辺
『…いや、なんでもない。』
ーーーーーーーーーーーーーー
それから翔太と話さなくなった。
彼からは連絡が毎日来ていたけれど
言葉が出てこなくて。
翔太ちゃんと話したい。会ってくれないの?
翔太俺はこのままなんて無理だよ。Aに予定合わせるから。
『…っ』
…不在着信が何件もたまっていった。
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作者名：杣クリーム
| 作成日時：2021年1月10日 0時
