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Story…(12) ページ12
ー渡辺 Side
『本当にすごいね…っ』
渡辺
『俺もびっくりした。』
目の前であの頃と変わらない笑顔の彼女の背を見つめ
昔の記憶が蘇っていた。
(回想)
目黒
『ちょっといいっすか』
渡辺
『目黒…』
部活終わりに二人だけの空間で声をかけられた。
壁に寄りかかって座れば…
目黒
『…A先輩のこと、どう思ってますか?』
渡辺
『なんだよ、急に』
目黒
『好きなんですよ、俺』
頭を強く殴られたみたいだった。
渡辺
『…なんで俺に聞くの?』
目黒
『自分でわかってると思ってました。
A先輩のこと、
ただの親しい友達だなんて言いませんよね?』
渡辺
『…っ』
(今)
『翔太?』
渡辺
『ごめん、なんだっけ?』
俺がAへの気持ちを
しっかり受け止めていたら。
『もう…ちゃんと聞いてて』
渡辺
『そんな怒んなって。』
…こんなに苦しくなることもなかったよな。
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作者名:杣クリーム | 作成日時:2021年1月10日 0時