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Story…（24） ページ24
『本気…？』
渡辺
『…俺はずっと本気だよ』
いよいよ本当に来た道は引き返せない。
『…翔太のそばにいていいの？』
渡辺
『…もちろん』
この先に待ってるものが
例え地獄でもかまわないから
…彼といる人生を私は選ぶ。
ーーーーーーーーーー
…その後、翔太と話しあって約束をした当日。
荷物を抱えて駅前で待つ。
目黒
『…先輩』
『目黒くん…どうして？』
目黒
『…今ならまだ間に合います。
俺じゃ本当にダメですか。』
『…っ』
目黒
『…先輩にこれ以上悲しんで欲しくないんですよっ』
私ではなく
彼が泣いている。
とても胸が痛むけれど…
『…目黒くん』
目黒
『…はい』
『…こんな私のためにありがとう』
目黒
『…っ』
『…でもね、私はどうしても
翔太のそばにいたいの。
彼の隣じゃないと…ダメなんだっ…』
俯いた私。
目黒
『…でも俺はずっと味方でいますから。』
『…っ』
目黒
『…それだけは忘れないでください。』
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作者名：杣クリーム
| 作成日時：2021年1月10日 0時
