恋冬…(12) ページ12
ー深澤 Side
後輩
『なんか今日キレッキレすね!!』
深澤
『あ?いつもだろ!笑』
後輩
『いつにも増して!!
いいことありました!?』
深澤
『いいこと?…いいこと…』
自然と彼女が座って見ているベンチの方に視線がいく。
『…あ、』
彼女もそれに気づいて目と目があって…
後輩
『深澤先輩…!!危ない…!!』
深澤
『え?』
一瞬だった。
よそ見をしてせいで
思い切り相手役の後輩とぶつかった。
『先輩…!!』
床に倒れた俺のもとに
心配そうな顔で駆け寄ってくる。
『大丈夫ですか…?』
深澤
『…お前が大丈夫だって言ってくれたら、大丈夫かも』
『はい…?』
深澤
『…言ってくれよ、ひとことだけでいいから。』
俺はこんな時に何言ってんだと思うけど
このお喋りな口が止まってくれないし
ハプニングを良いこととして捉えるためにも
彼女の言葉が力になる気がしたんだもん。仕方ないでしょ?
991人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しょっぴーの使用人(プロフ) - 雪の王子様さん» コメントが1番嬉しいです(T_T)ありがとうございます!!! (2021年1月4日 12時) (レス) id: fd20841670 (このIDを非表示/違反報告)
雪の王子様(プロフ) - コメント失礼します。とても面白いです。続きがとても楽しみです。更新頑張ってください! (2021年1月4日 10時) (レス) id: 64a3df7a85 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:杣クリーム | 作成日時:2021年1月4日 0時