Nine boyfriend.

Story…（22） ページ22

宮舘
『いいね。

でもAができるだけ濡れないようにさせて』


『うんっ…！』



彼に肩を抱かれて

大きめの傘の中。



『…ふふ』


宮舘
『ご機嫌ですか？お嬢様』


『…お嬢様！？』



宮舘
『あれ？違った？』



顔を見れば笑っていた。


『…宮舘？』


宮舘
『はい、何でございましょう』


『…宮舘はなに得意？』



宮舘
『料理でございます』


『…じゃあ、今夜はとびきり美味しいものが
食べたいな』



宮舘
『かしこまりました。
お嬢様の為とあれば。』




彼はまるで本当に執事みたいに紳士で。


かと言って真面目すぎるわけでもなく
ちゃんと合わせてくれる。



『やっぱ…涼太に戻すっ』


宮舘
『そっか。笑』


『え、今の笑った顔…可愛いっ』


宮舘
『俺？そんなことないけど。』


『笑うとそんな感じなんだ、、』



抱かれた手から伝わる熱と
不意の笑顔にやられて
家に着くまでドキドキしっぱなし。

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