Marionette《目黒

Story…10 ページ10

ー目黒 Side



彼女が眠ってしまったことに気づいた俺は

起こしてしまわないように
ベットに寝かせて部屋をでる。



一枚のメモを残して。





ｶﾞﾁｬｯ
ﾊﾞﾀﾝｯ…




？
『今度は見ず知らずの女の子を持ち帰ってきて
住まわせるってか？
ご立派なお坊ちゃんだなぁ？』



目黒
『…北斗』



松村
『…なんだよ、文句あんの？』





俺と北斗は血の繋がらない兄弟で

俺は弟にあたる。




松村
『これ以上この家に泥を塗るな』


目黒
『…いつ俺がそんなことをしたんだ』



松村
『これだからお前は…』





ﾄﾞﾝｯ


俺の顔の横あたりの壁を強く殴る。





松村
『…確かにここは目黒家だ。お前が育った家で
俺は連れ子だけど。

…自由にやりすぎなんだよ。』



目黒
『嫌いなら嫌いってはっきり言えばいい』



松村
『…』




軽く突き放して
俺はその場から去った。




松村
『…絶対ゆるさねぇ』

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