Heaven・・（32） ページ32
阿部
『…A』
『…！！』
阿部
『…ここから先は二人で話した方がいい』
渡辺
『…やっぱり、いたんだな』
阿部ちゃんは立ち上がって
玄関へ向かう。
私は後を追いかけ…
『阿部ちゃん…！』
阿部
『…どした？』
『…ありがとうっ。
何から何まで。
…優しさに甘えすぎてごめんね』
背を向け、振り返らずに
阿部
『…なーに言ってんの。
Aは大事な友達なんだから。
彼氏にはなれないけど、これからだって俺はAを守るよ。
笑ってて欲しいから』
”またね”
そう言って阿部ちゃんは去っていった。
部屋に残された二人。
なにから話せばいいのか、
うまく言葉が出てこなくて黙ってしまう。
渡辺
『…A、近くに来てくれない？』
『…うん』
そばに来たことがわかると
私を優しく抱きしめた。
渡辺
『…ごめん。
本当は嫌なくせに…傷つけるようなこと言って
突き放して。
戻ってこなかったらどうしようって、俺…まじ怖かった』
言葉だけじゃなく
翔太のカラダは震えていて
落ち着いてもらえるように背中をゆっくり撫でる。
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杣クリーム(プロフ) - みきさん» デビュー作にコメントありがとうございます。考えたことがなかったので、ぜひ参考にさせていただきます<(_ _)> (2021年10月18日 9時) (
レス) id: fd20841670 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 胸が締め付けられるような嬉しさと悲しさがありました。もし、出来たら番外編で、翔太くんとのお付き合いから結婚などのハッピーエンドも読んでみたいです。よろしくお願いいたします。 (2021年10月18日 3時) (レス) @page40 id: cefd7f5dc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杣クリーム
| 作成日時：2020年10月7日 1時
