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Heaven・・(27) ページ27

渡辺
『A!?』



ドアを開けた瞬間

リビングから声が聞こえる。



『…ただいま』


渡辺
『俺、めっちゃ電話したのに…どこにいたの?』



慌ててスマホを確認すれば
確かに数え切れないほど不在着信が入っていた。



渡辺
『何かあったんじゃないかって…』



『…ごめんね』




正直に話すべきなのか

うまくごまかすべきなのか。




渡辺
『…とりあえず、隣に座って』


言われるがままにソファーに腰掛ける。




渡辺
『…ねぇ。なんで阿部って人の香りするの』

『…!!』




キスをしたあの時

近づいたから…




渡辺
『会ってたの?』


『…途中で会ったんだ』



…私は傷つけないために嘘をついた。



渡辺
『会ってたから…こんな遅くなったってわけ?

本気で心配してたのに。

…ふざけんなよ…』




どちらを選んでも
翔太を傷つけることに変わりはなかったのだと
瞬時に理解する。




渡辺
『…疲れたろ?俺といるの』

『え?』



渡辺
『…俺はAのこと、本気で好きになって
守ってやるって思ったその気持ちに偽りはない。

でも…やっぱり俺よりも若いAの将来を奪うようなこと
しちゃいけないのかもしれない。』



嫌だ。

まさか…聞きたくない。




渡辺
『…別れようか。

…阿部って人に守ってもらえよ』

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杣クリーム(プロフ) - みきさん» デビュー作にコメントありがとうございます。考えたことがなかったので、ぜひ参考にさせていただきます<(_ _)> (2021年10月18日 9時) (レス) id: fd20841670 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 胸が締め付けられるような嬉しさと悲しさがありました。もし、出来たら番外編で、翔太くんとのお付き合いから結婚などのハッピーエンドも読んでみたいです。よろしくお願いいたします。 (2021年10月18日 3時) (レス) @page40 id: cefd7f5dc8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:杣クリーム | 作成日時:2020年10月7日 1時

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