Heaven・・（13） ページ13
渡辺
『…行かないでよ』
『え…？』
渡辺
『俺を…一人に…しないで…』
そう言って掴んだ私の腕を離してくれない。
『渡辺さん…？』
寝言なのか。起きてるのか。
一人パニックになるけれど
渡辺
『…あ。まだいてくれたんだ』
今の会話から推測するに
寝言…？
渡辺
『あれ、なんでAちゃんの腕…』
『たったいま…帰ろうとしたんですけど。
その…渡辺さんが…』
渡辺
『やべぇ…困らせるようなこと言った？』
全て伝えるのはどこか恥ずかしくて
『…行かないでよって言ってました』
彼は頭を抱えて大きくため息をつく。
渡辺
『…ごめん。変なこと言って』
『いや、私は大丈夫です…！』
渡辺
『…俺ってめっちゃ寂しがり屋で。
誰かといないと本当は孤独でしんどくて。
でも親は俺のために頑張って働いてくれててさ。
…この歳で甘えたいのに甘えられないとか、
結構やばいよね。』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 324人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
杣クリーム(プロフ) - みきさん» デビュー作にコメントありがとうございます。考えたことがなかったので、ぜひ参考にさせていただきます<(_ _)> (2021年10月18日 9時) (
レス) id: fd20841670 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 胸が締め付けられるような嬉しさと悲しさがありました。もし、出来たら番外編で、翔太くんとのお付き合いから結婚などのハッピーエンドも読んでみたいです。よろしくお願いいたします。 (2021年10月18日 3時) (レス) @page40 id: cefd7f5dc8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：杣クリーム
| 作成日時：2020年10月7日 1時
