僕の居場所 4【男主】 (ページ10)

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Watanade said

___自己満足させる為かもね。__

そう言ったAの顔を俺は見ることができなかった。

知ってはいけないなにかを知ってしまうことになる様な気がして、俺は怖かった。

けど、俺の好奇心は止めれなかった。

渡「それって…、「なーてね笑、翔太くん、またね」」

そう言ってAは練習を始めた。

渡「…おう、」

…話を遮られた。

きっとこれ以上聞いても何も出てこない。

そう思ったから、俺はレッスン場から出た。

渡「…自己満足か、」

考えながら歩いていると、

渡「あっ、！滝沢くん、お疲れ様です！」

目の前に滝沢くんが歩いていた。

滝「お疲れ、渡辺、」

渡「お疲れ様です、！」

そう言って俺は礼をした。

滝「Aってレッスン場にいる？」

渡「居ますよ、俺もいまさっき会ってきたんで、」

滝「そっか、ありがと、気をつけて帰れよ」

渡「…はい、！」

そう言って礼をし、歩き出したとき、滝沢くんが俺を呼び止めた。

滝「渡辺、これはお前らSnow Man(全員)に言えることだ、」

渡「…はい、」

滝「……お前らからしてみればかわいい弟みたいな奴だし、詳しく話すことがないからお前らは知りたいかも知れないが」

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滝「あいつのことを深掘りすんなよ。」

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渡「…あいつってAのことですか、」

そう言った答えが返ってくることはなく、滝沢くんは、前へと歩いていった。

渡「…、」

にしても、

あの目は、怖かった。

…俺の心の中を見透かされているようで。

俺がAに対する気持ちさえも見透かされているようだった。

けど、深掘りするなってどういう意味だろう。

渡「まじ分かんねぇ…、」

この時は、そんなに深く考えいなかった。

けど、この時が終わりへと近づく合図だったのかもしれない。