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向「ん、？ここってフラワーパークやんな？」
「うん、結構癒させると思うんよ」
向「…ほんまは？」
「………僕の写真を撮って欲しいです、向井康二さん、 」
連れてきたのはフラワーパーク。
前から目をつけてたとこで意外と穴場スポットだから変に気を遣わないかなって思った。
癒させるって嘘をついたけど、ホントの思いは伝わってたみたいで…笑
カメラのホルダーを見ながら康ちゃんはぶつぶつと呟いた。
向「言われてみればAの写真、少ないもんなぁ、」
「…全然こっち来れてなくて、だから康ちゃんの写真も僕の写真もないのが嫌で、やから撮って欲しいんよ」
そう僕が言うと、沈黙が流れた。
向「そんくらい言うてや！全然撮ったるよ まぁ、カメラだけ持ってきてなんて言われたら分かるけど、笑」
「ははっ、ごめんやん、なかなか言えんくて」
そう言うとキャップを被り
向「向井カメラマンに任せなさい！」
そう言って僕に言うと先に車から降りて
先に園内へと入って行ってしまった
そして僕もマスクをして車から降り
康ちゃんを追いかけた。
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向「あ〜、んじゃ、右向いて？」
「はぁーい」
向「……ん、ええやん」
「んね、どんな感じ？」
向「こんな感じ、ええやろ？」
康ちゃんが撮ってくれた写真は
コスモスが綺麗に咲いていてそれをバックになっていて
「これ、めっちゃ好き、ありがとう康ちゃん」
向「どーいたしまして」
向「あ、俺ちょっとトイレ行ってくるから待っといて」
「ん、分かった」
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作者名：suger | 作成日時：2021年12月5日 7時
